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中国の古き美しい物や美味しい中国茶。ご紹介する品々を通じて、感動を与えたいと思っています。 「中国アンティークサロン主宰」中国政府認定高級茶芸師 森淑子

6種6色。茶葉の色で描き出す「中国茶会」

今回ご登場いただくのは、西鎌倉のご自宅でアンティーク・サロン「一華(ひとはな)」を主宰されている森淑子さん。ご主人の仕事の関係で4年間を過ごした北京で、中国文化の奥深さに出会い、中国茶や書、アンティーク家具について学ばれました。帰国後、より身近な形で中国の家具やお茶を紹介したいと始められたのが、ご自宅でのアンティーク・サロン。広々としたリビングには、自ら買い付けていらしたという中国の洗練された家具や小物たちが巧みに配置され、優雅な空間を作り出しています。

「中国茶はその製法によって、緑、白、黄、青、紅、黒の6種類に分類されます。私のお茶会では、それぞれの色に沿って、茶葉の基本知識を学びながら、5~6種類の銘茶を飲み比べていただいているんですよ」と森さん。この日のテーマは「黒茶」。黒を基調にしたスタイリッシュなテーブルセッティングに、アクセントの紅い薔薇が華やかさを添えています。やがて、3名のお客様が到着され、「中国茶会」が始まりました。

お茶をいただく時の姿勢と茶器の持ち方についてのレクチャー後、お客様には見えないように森さんが淹れたお茶の種類を当てていきます。
「何だと思う?」 「…何かの香りがするような気がするけど」
ひとしきり会話が弾んだ後、森さんが差し出したのは、かちかちに乾燥したみかんに入ったプーアール茶。そう、本日のテーマである黒茶です。

左上:手前にあるのがお手前のセット。右の土瓶は台湾製
右上:茶器は人差し指と親指、中指の3本で持つのが礼儀
左下:みかんをくり抜いて茶葉を詰めて乾燥させた「陳年桔普」
右下:森さんが手にしているのはさまざまな形の固形茶

サロンの名前に込められた思いとは…

森さんのお茶会では、茶葉の効能や製法はもちろん、歴史や伝説にまで話が及びます。例えば、三国志に登場する諸葛孔明が進軍の際、相次ぐ兵士の病気で窮地に陥った。困った孔明が持っていた杖を地面に突き刺したところ、そこからお茶の木が生え、その茶葉を煎じて飲んだ兵士がたちまちのうちに病気が治った…のが、プーアール茶のルーツだとか。

そんな興味深いお話を伺いながら、森さんの流れるようなお点前のもと、お茶会は続きます。
1998年ものと2002年もののお茶を飲み比べた後、森さんお手製の包子(パオズ)が登場。湯気の立つ包子は、皮から手作りしたという北京仕込み。他にも粉末にしたピーナツと砂糖を混ぜて固めた貢糖(ゴンタン)やピーカンナッツをキンモクセイのジャムであえたお菓子など、珍しい中国のスイーツがお茶請けに並びます。

「どんどん身体が温まってくるみたい」参加者のお一人がつぶやきました。一般的に、プーアール茶は、ダイエットにいいと言われていますが、身体を温める効果もあり、万病のもとである冷えを改善して新陳代謝を促すのだそうです。寒い季節にぴったりのお茶なのですね。

冬の陽射しがアンティーク家具に柔らかく降り注ぐ昼下がり。ゆるやかに流れるボサノヴァと香り高い中国茶で過ごすお茶会は、慌しい日常から少し切り離された豊かな時間をつむいでいきます。
「一華」というサロン名は、一輪の花で、見る人の心の窓が開かれてしまう意味を持つ「一華開発(いちげかいはつ)」という言葉に由来するもの。
「私がご紹介する品々を手に取ってくださる方に、そんな感動を与えられたら…」との思いで名付けられたと微笑む森さんですが、参加された方々のお顔から、その思いが確かに届いていることを実感しました。

左上:森さんの華麗なお点前。煎れているお茶は1998年もの
右上:「温かくなってきたわ」と江島さん(手前)く
左下:日本の肉まんのような形をした包子
右下:アンティーク家具がさりげなく置かれたリビングルーム

【編集後記】
北京にいらした頃に習得した中国語を活かして、今でも1年に2度は中国に買い付けにおいでになるという森さん。取材当日着ていらした鮮やかなトルコブルーのセーターは、北京で特別にオーダーされたのだそうです。また、最近ではお友達と一緒にイベントの企画も手がけられているとのことで、その行動力と創造性はますますパワーアップしている模様。マリアンナのキーワードである「美しく、健やか」であることに加え、知的で活動的な森さんにすっかり魅了されてしまいました!

【教室詳細】
中国アンティーク・サロン「一華」
http://www1.kamakuranet.ne.jp/hitohana/
ひとはなの一席(ブログ)
http://hitohana3.exblog.jp/
問い合わせ先:
〒248-0033 鎌倉市腰越1330-131
OPENDAY/予約のご希望にできる限り対応いたします。 
TEL&FAX:0467-31-0433
mail:yonaha510@yahoo.co.jp

取材:「マリアンナ」編集部
撮影:末松正義

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